常務 |
おはよう伊織君
―振り向くと、そこに会社の常務・服部が立っていた。 |
麗子 |
あっ常務、偶然ですね。 |
常務 |
いつもはもう少し遅いんだが今日は朝、会議があるので久々に早く家を出たらこの有様だ。 |
麗子 |
もう2本も電車を見送ったのですよ。 |
常務 |
そうだよね。伊織君のようないい女がこんな満員電車に乗ったら、必ず痴漢の餌食になるからね。 |
麗子 |
いやですよ常務。でもそうなんです。この線は痴漢が多いことで有名ですから。 |
常務 |
じゃあ、俺がガードしてやるから次の電車に一緒に乗ろうか。 |
麗子 |
うれしい。常務に守っていただければ安心です。
―服部は62歳にしては若々しく、ジェントルマンで麗子の好みのタイプ。このヒップで常務をノックアウトさせて見せるとほくそ笑む麗子。二人は満員電車に身体を押し込んだ。超満員の車内。
後から押され、麗子のヒップにスプーンを2枚重ねるようにピッタリと下半身をくっつける状態となった服部。 |
常務 |
伊織君、申し訳ない、身動きが取れなくて・・・。
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麗子 |
構いませんよ。もっとくっついても。
―麗子のセミロングの髪から立ち上る女の匂いが服部の鼻先を刺激する。
麗子なら必ず痴漢に狙われる。既に左右から二人の男がそ知らぬ顔をしながら麗子の体に身を寄せている。服部は魔の手から麗子を守るために、左手に持ったカバンで麗子の左太腿をカバーし、右手で麗子の腰を抱える体勢をとった。
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常務 |
こうすると安心だろ。 |
麗子 |
はい、有難うございます。常務、手を握ってください。そのほうが安心します。
―予想外の言葉に驚いたが、言われたとおり麗子の右手を軽く握った。
手の甲の柔らかな感触、鼻先を刺激するシャンプー香、加えて下半身にはヒップの弾力。普段痴漢など考えもしない服部だが、理性とは別に麗子の肉感的なボディには勝てず、既に下半身を硬くさせていた。
麗子にはこの硬い棒状の感触が間違いなく伝わっているはずだ。
―麗子が突然振り向いて言った。
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麗子 |
常務の息子さんとってもお元気ですね。 |
常務 |
息子を知っているのか。 |
麗子 |
だって、お尻合いですから。
―と云ってヒップを突き出し服部の下半身に熟尻を押し付けた。 |
常務 |
そ、そうだ、お尻合いだ、よね。
―麗子は電車が揺れるたびに、ヒップを左右に揺らし、肉棒を愛撫するかのように腰を蠢(うごめ)かした。
触るともなくしばらくヒップと太腿の感触を楽しんでいた服部の手を麗子が後ろ手で握り、タイトスカートの前に導いた。
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麗子 |
して下さい。
―一瞬そう聞こえたように思えた。
麗子はなおも手首を握って、服部の手を恥丘のふくらみへ導びいた。
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常務 |
い、伊織君・・・・ |
麗子 |
して下さい。
―小声だが今度ははっきりと麗子の言葉を聞いた。 |
常務 |
いいのか。
―麗子は無言でコクリと頭を下げた。
―服部は会社で麗子の身体のラインを眺める事が秘かな楽しみであった。その麗子が今「痴漢してください」と言っているのだ。
据え膳喰わぬは男の恥。服部は誘われるがまま手を動かし始めた。
恥丘の形状を確かめるように動いていた服部の手が、無遠慮にタイトスカートの裾からデルタ地帯に潜り込んだ。薄いパンティ越しに恥毛の感触が分かる。手をパンティラインに沿って奥に伸ばした。局部を申し訳程度に隠しているパンティからはみ出た大陰唇の肉の感触に服部の自制心は完全に吹っ飛んだ。
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麗子 |
あ、あっ。
―麗子の口から短い喘ぎ声が漏れる。
※ここからの会話は他の乗客に聞かれないように、互いに耳元で小声でささやくようにしてください。
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常務 |
ここが熱いよ。 |
麗子 |
い、いやです。 |
常務 |
いやならやめようか。 |
麗子 |
つ、続けてください。
―大きなカーブに差し掛かり電車が傾いた。二人の間にわずかな空間が出来た。
麗子はくるりと身体を回し、服部と対面する体勢になった。
サマーニットを押し上げているEカップのバストが服部に押し付けられる。
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麗子 |
こっちのほうがいいでしょ。
―にこりと笑った麗子の手が服部のズボンの前に伸びた。しばらくズボンの上から上下していた麗子の手がチャックを下ろしズボンの中に差し入れられた。 |
常務 |
見られたらどうする。 |
麗子 |
その時は、その時です。
―肉棒の形状をなぞるような巧みな愛撫。しびれるような快感に服部は低く唸り声をあげた。 |
常務 |
おお、いい。 |
麗子 |
息子さん、大きくおなりになりましたね。 |
常務 |
おかげさまで・・・ |
麗子 |
それにこんなに堅くなって。 |
常務 |
君のもこんなになってるよ。
―服部の指が濡れそぼった局部の真珠の突起を捉えた。
―快感に顔をゆがめ喘ぎながら |
麗子 |
だ、だって、今日は卵の日ですから・・・。 |
常務 |
卵の日? |
麗子 |
排卵日のことです。私の卵が男性の精子を求めて、したくなるのです。 |
常務 |
排卵日には欲しくなるのか。 |
麗子 |
そうですよ。今日セックスするときっちり妊娠します。
―二人は互いの下腹部をまさぐりあいながら、朝の通勤電車の中でとんでもない会話を交わしていた。
いつの間にか麗子の手がトランクスの前をくつろげ、男性自身を直に握っていた。
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常務 |
伊織君、だめだ、そんなにしたら・・・。
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麗子 |
常務のこれが欲しいの。
―亀頭の先端から男の先走り汁(カウパー氏腺液)が漏れ出していた。
麗子はその先走り汁を3本の指で亀頭全体に塗りつけるような愛撫を続けた。
お互いの局部をダイレクトに触り合う大胆な行為に、二人の興奮は頂点に達しようとしていた。
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車掌 |
「次は渋谷、渋谷です。JR線、京王線、副都心線に乗り換えの方は・・・・」 |
常務 |
伊織君、渋谷で降りよう。 |
麗子 |
いいですが、どちらへ。 |
常務 |
ホテルだ、いいだろ。 |
麗子 |
会議はよろしいのですか。 |
常務 |
いいよ、俺がいなくてもどうってことない案件だ。
それより、これを何とかしてくれないと、仕事どころじゃない。
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麗子 |
そうですね。こんな状態ではお仕事が手に付かないでしょう。 |
常務 |
Tバックスのショップは今モーニングサービスの時間帯だよね。 |
麗子 |
そうです。 |
常務 |
じゃホテルでもモーニングサービスでお願いしたいな。 |
麗子 |
分かりました。モーニングフェラサービスでしょう。 |
常務 |
さすが伊織君、物分りが良いね。 |
麗子 |
常務のご立派なこれなら、仕甲斐があります。タップリさせていただきます。 |