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S |
ご搭乗ありがとうございます。チケットを拝見できますか。 |
客 |
これなんだけど。 |
S |
ありがとうございます。VIPチケットをお持ちですね。では、VIP専用室にご案内しますので、どうぞこちらへ。 |
客 |
特別室の豪華シートに座って―
こんな部屋があったんだね。これはいいよ。VIPチケットって、普通には買えないんだって。 |
S |
はい。当社が特別に選別したお客様のみでございます。一般にはこのチケットは流通しておりません。 |
客 |
じゃあ、サービスの方も“特別”なんだろうね。 |
S |
はい。到着するまで、私が付きっきりでお世話させていただきます。 |
客 |
1対1でということ? |
S |
はい。その通りでございます。何かお飲み物でも。 |
客 |
何でもいいの。
―客の手がスッチーの腰にかかる。 |
S |
腰に触れる客の手を嫌がる様子もなく、笑顔で―
はい。お飲み物なら何なりと、シャンパンでも、ワインでも、吟醸酒のご用意もあります。 |
客 |
僕はお酒が苦手でね。ミルクが欲しいんだけど。
― 腰に触れていた手が、スッチーのヒップに回りはじめる。 |
S |
―客の手を避けるように腰をくねらせながら
ミルクでよろしいのですか? アイスミルクですか、それともホットになさいます? |
客 |
人肌のミルクがいいんだけれど。 |
S |
人肌といいますと? |
客 |
人肌と言えば分かってもらえないのかなあ? 母乳が飲みたいんだよ。それも君のをね。 |
S |
困ります。お客様。 |
客 |
あなたはさっき1対1でお世話するといったよね。 |
S |
はい。 |
客 |
客のリクエストに応えるのが、特別室のスッチーじゃないのかな。 |
S |
その通りですが・・・・・。 |
客 |
断ってもいいんだよ。でも、俺の一言で君の首は簡単に飛ぶ。それでもいいの? スッチーの仕事気に入ってるんだろ。
―男の手が図々しく制服の胸を持ち上げているスッチーのバストをまさぐり始める。 |
S |
だ、だめです、お客様。 |
客 |
ここでの事は、誰にも言わないよ。きちんとアテンドしてくれたら、担当役員に君のアテンドは素晴らしかったと言ってやるよ。国内線に置いておくのは勿体ないから、国際線にコンバートしろってね。 |
S |
じゃあ、国際線に乗れるんですか? |
客 |
そうだよ。でも俺の言うことを聞いてくれなくちゃ。
―強引にスッチーを抱き寄せ、膝の上に座らせる。
国際線の方がいいよな。それもファーストクラスの上級スッチーに推薦してやるよ。俺みたいなVIPばかりだぞ。
―男に唇を奪われ、バストを揉みしだかれた由美子の身体から力が抜けていく。 |
S |
ダメ、だめです、こんなところで・・・。 |
客 |
誰も来ないんだろ。たっぷり楽しもうぜ。
―その気になったスッチーの由美子の特別サービスは、VIP客を十分堪能させるものだった。 |